インフルエンザで子供の熱が下がらない！食欲がない・お風呂について

インフルエンザシーズン到来。
子供が保育園や幼稚園でインフルエンザをもらってきてしまった人も多いのではないでしょうか？

熱が高くて、薬を飲んでいるのに中々下がらない・・・と心配になりますよね。
その上、食欲もなかったら大丈夫だろうかと思います。

今回はそんなインフルエンザに子供がかかった時のお悩みにお答えします！

通常、インフルエンザは発症後５日間（解熱後２日）くらいで軽快するようです。

タミフル・リレンザ・イナビルなどの薬を使って症状が消失していくのが最短１日～平均３日くらいです。
これらの薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑制するだけで解熱作用はありません。
解熱剤や感冒薬と併用しないと熱を下げるのは時間がかかります。

タミフルはウイルスが細胞内から出るのを防いで増殖を抑えます。
これで１〜３日で熱が下がる事が多いです。
服用してウイルスの数は１日目８０％、２日目４０％、３日目１３％、４日目５％と減少していきます。

なので、３日目までは辛い症状が続くかと思われます。

熱が下がらず辛い場合は、わきの下や首周り、太ももの付け根など脈がふれる場所を冷やすと体温を下げる効果があります。

５日経っても熱が下がらない場合はこんなことが考えられます。

二峰性発熱（ピークが二度訪れる発熱）

Ｂ型インフルエンザに多いようです。
熱が一度下がった後、１日経過してからウイルスと免疫力との戦いの中で再度発熱するというものです。
この発熱は数日で治まることがほとんどで心配ないようです。

肺炎や気管支炎の合併

痰が出たり、息が苦しくなったりするなどの症状が出たら、肺炎や気管支炎が疑われます。
インフルエンザにかかった人の0.5～0.6％に起こると言われています。
抗生物質など早めの治療を受ける必要があるので、受診しましょう。

高熱が出ている時、何も食べたくないと言う日が何日か続くことがありますね。
親としては、ウイルスと戦うためにも何か食べさせたいと焦ってしまいますよね。

食欲がないのは無駄にエネルギーを消費しないためです。
食べたものを消化するにもエネルギーを使いますからね。

体がウイルスと戦うためのエネルギーを集中させるため、食べるものを欲しないのです。
無理に食べさせるのは体に負担がかかります。
水分をしっかり摂っていれば、数日間食べていなくても問題ありません。

少しでも食べられそうな時は、本人に何が食べられそうか聞いてそれを食べるのがいいと思います。

インフルエンザの時に食べさせてあげると良いものはこちらです。

・おかゆや雑炊
・うどん
・スープ
・アイスクリーム
・果物

アイスクリームやプリン、ゼリーなどは比較的食べやすいと思います。
食欲が少しずつ回復してきたら、意識して摂りたいのがたんぱく質です。
たんぱく質には体の修復をする働きがあります。

インフルエンザの時にお風呂に入れるべきか悩みますよね。
熱が上がったりしないか、お風呂に入る事で家族に移ったりしないか、など。

浴室内は湿度が高いので、感染はしないと思います。
ウイルスは湿度が高いのを嫌がりますからね。

しかし脱衣場で咳をしたり、話して唾液が飛べば飛沫感染します。
タオルの共用も感染するので気を付けて下さい。

我が家では、インフルエンザの子供とは別々に入浴させていました。
インフルエンザの子は最後に入浴させます。

熱が高い時には、入浴は控えたほうが良いと思います。
熱が更に上がる可能性があります。
発熱時は体力も消耗してしまいます。
どうしても入るなら、シャワーのみか、ぬるめの湯船に浸かるのがいいです。

タオルをぬらして、電子レンジで温め、身体を拭くというだけでもすっきりします。
寒い時期、部屋を暖かくして、蒸しタオルで汗をかきやすい部分を十分に拭いてあげましょう。

発熱が38℃以下になったら、お風呂に入っても大丈夫だと思います。

子供のインフルエンザの場合、大人と違って４０℃の熱が簡単に出たりしますね。
心配になってしまいますが、苦しそうな場合は解熱剤を使って、そうでなければ様子を見ても良いと思います。
インフルエンザにかかることは辛いですが、かかることで子供の免疫力も強化されると言います。

親としては、しっかり様子を見つつ適切な看病をしたいものです。