たくあんの賞味期限、手作りの場合、記載されているわけでないけど、明らかに放置してしまった場合、いつまで食べられるのか、心配になりますよね。
頂き物のたくあんの場合も同じだと思います。手作りのたくあんの賞味期限と、賞味期限切れの場合の食べていい日数はどれくらいなのか紹介していきたいと思います。
たくあんの賞味期限は手作りだとどのくらい？
たくあんの賞味期限、手作りの場合だと作り方の製法によって変わってくるんですよ。
まずは、たくあんの種類を大きく分けて二つ紹介します。
本漬たくあん
昔ながらの製法で、基本的に糠と塩や風味づけに昆布・唐辛子・柿の皮だけ入れて漬けたたくあんのことを本漬けたくあんと言います。
漬ける前に大根を風通しの良い場所で干し、「く」の字または「つ」の字に曲がるまで寒干しします。
また、よく水が上がるように重石を乗せて漬けます。
樽に大根の葉ごと沢山漬ける昔ながらの塩分濃度の高い、ポリポリと硬さのあるたくあんがイメージしやすいかもしれないですね。
新漬たくあん
新漬けたくあんは、ここ最近のたくあんで、大根は干さずに塩で揉んで水分を抜きます。
砂糖やお酢などと一緒に漬けるたくあん。
お酢を入れるのが特徴で、ある程度日持ちするようになっています。食感も柔らかさがあり、お店で販売されているのもこの新漬けたくあんです。
この二つのたくあんの違いは塩分濃度。
本漬けたくあんは塩分濃度が高いので、賞味期限は非常に長めです。
本漬けたくあんは糠に浸かってる状態であれば、１年くらいは持つと考えて大丈夫です。
新漬けたくあんは、砂糖も入って塩分濃度は低めなので、その分日持ちしません。
新漬けたくあんの賞味期限は１～２か月くらいです。
とは言え、どちらも空気に触れると腐敗が進んでしまうので、保存方法はとても重要です。
たくあんの保存方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。↓
たくあん手作り品保存方法は？日持ちはどの位？洗って食べるべき？
たくあんの賞味期限が切れている手作りたくあんはいつまで食べられる？
そもそも手作りのたくあんに賞味期限なんて書いてないから、自分で判断するしかないじゃん！！って感じではありますよね（笑）
それでも、本漬けたくあんで１年、新漬けたくあんで２か月以上過ぎているけど、見た目や臭いは大丈夫そう。
これっていつまで食べられるの？と不安になる場合は、一つ目安をご紹介。
賞味期限×1.2＝期限切れでも食べてOKな日数
例えば、本漬けたくあんの賞味期限の365日×1.2＝438日ということで、
438日間までは食べて大丈夫という指標です。
安全を考えて、これより短めがいいと思いますが、要は１～２か月は賞味期限が切れていても大丈夫ということです。
あくまで、見た目が問題なさそうな場合に限りますよ～。
たくあんの賞味期限が頂き物でわからない場合はいつまで食べられる？
実家から手作りのたくあんを頂いた、そんな人も多いのでは？
自分で漬けたものではない場合、賞味期限がイマイチわからないですよね～。
そんな場合は、自分の五感をフル活用することも大事。
臭いを嗅いでみて、異様に酸っぱかったり、腐敗臭がしていたりすると危険です。
目で見て、触って、白くヌルヌルした感触がある場合、酵母菌なので食べても害はありませんが風味が悪くなります。
白い綿のようなカビは、残念ながら食べられません。
たくあんは、空気に触れていると酸化が進み、腐敗するので、ラップに１本１本しっかりとくるんでおくことが大事です。
頂き物のたくあんの場合は、本漬けたくあんであっても、１か月以内に食べるのが安全ではないでしょうか。
たくあんの保存方法で賞味期限を延ばす方法は？
たくあんの賞味期限って、意外に短いのね～と思った人もきっといるでしょうね。
私もそう思いましたもん。
「あれっ？たくあんって保存食だからいつまでも持つのでは？」と、思っていましたからね。
樽の中であれば発酵しているので日持ちしますが、漬け樽から出してしまったたくあんは、足が早いですね。
これを食い止めたい場合は、二つ方法があります。
一つは、冷凍すること。
たくあんの水分をよく拭いて、５ミリくらいの厚さに切っておくか、刻んでおきます。
使う分だけ小分けにラップに包み、保存袋に入れて冷凍しておくのです。
解凍する時は自然解凍して使います。
冷凍すれば２～３か月は保存できますよ。
もう一つの方法は、たくあんを漬け直すこと。
まだたくあんが沢山あるのであれば、プラスチック製の樽を買ってきて漬け直すのも方法です。
少し塩を足しながら出来るだけ隙間が無いように大根を並べて、重石を乗せて水が上がってくれば、保存が効き、美味しさも保てます。なるべく冷暗所に置いて、夏が来る頃までには、食べきるようにするのが良いと思います。
たくあんの賞味期限 まとめ
時々、市販のたくあんをラップをかるくかけた状態で冷蔵庫に３か月以上入れていたけど、見た目が一切変化していなかったという話も聞きますが、それはそれで恐ろしい話ですよね（笑）
たぶん添加物てんこ盛りなのかなと想像できます。
手作りの場合は、そこまで見た目が全く変わらないということはないと思いますが、日にちの指標としては今回お伝えしたことをよかったら参考にしてみてくださいね。