土鍋で炊いたごはんって美味しいですよね。我が家でも毎日土鍋でご飯を炊いています。
でもせっかく土鍋で炊いたのに焦げるとこびりついて食べられない部分もあったりして。
そこで、土鍋ごはんの美味しく炊ける水加減や米三合の炊き方について詳しく紹介したいと思います。
土鍋ご飯が焦げる原因は?
土鍋で炊いたご飯が焦げてなべ底にこびり付いた時は、ショックですよね。
もう蓋を開ける前から焦げ臭い臭いもします。
なぜ焦げてしまうのか解説しますね。
火力が強すぎる
まず考えられるのが、火加減が強すぎたということ。
土鍋や使う調理器具によっても火加減は変わってくるのは確かです。
ただ、よく聞くのは土鍋でごはんを炊く時は強火で一気に炊くということです。
その通りに強火で炊いていたら、最初の頃はよく焦げていました。
私の経験上、強火よりも強めの中火で炊くのがベストです。
これは、ガスでもIHでも言えることです。
火にかける時間が長すぎる
土鍋ご飯が焦げる原因の二つ目が、炊く時間が長すぎたということです。
この炊く時間ですが、使う土鍋や分量、季節によっても変わります。
何度か経験してみて、丁度いい加熱時間を探るしかないのですが、同じ分量でも夏場の方が火にかける時間は短めです。
土鍋ご飯の丁度いい水加減
ごはんの炊き方で水加減もとても重要ですね。
かためが好きな人は一合につき大さじ1少なくすると良いですし、柔らかめが好きな人は逆に増やすと良いです。
米の精米具合によっても変わります。
白米であれば、水加減は少し少な目にした方が丁度良く炊けます。
一合180~190mlくらいが目安です。
部付き米は規定通り、玄米は少し水加減多めにすると丁度よいです。
部付き米は一合200ml、玄米は一合につき210~220ml程度。
米を浸水させる
土鍋で炊くなら米の浸水時間も必要です。
夏場は1時間、冬は2時間浸水させてください。
お米は水につけてから2時間ぐらいで吸水がストップします。半日(12時間)以上吸水させると米のうま味やでんぷん質が溶け出し、米が砕けやすくなります。そして、炊いた後はべちゃっとしたごはんになり、食感が悪い炊き上がりになります。
なので、浸水時間が長ければ長いほどいいというわけではありません。また、夏場は水が腐りやすく、水の温度も上がりやすいので、吸水時間中は冷蔵庫に入れておくのが一番いいです。
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土鍋ごはんを米三合炊く
では、実際に米三合分の炊き方を紹介します。
米を洗う
水を出して最初の10秒が大事です。
最初はお米についた糠やゴミ・ホコリを取り除くため一気に大量の水を入れ(浄水が望ましい)、洗わず素早くさっとかき混ぜすぐ水を捨てます。
最初に吸い込んだ水は米の芯まで吸収するので、その後出ることはありません。冷たい浄水の水ですすぐことが重要です。
2回目は、水がない状態で指を立てるように20回くらいお米を研ぎ、底の研ぎ汁を取り除いてから、水を入れて5~6回かき混ぜ流します。
これをやさしく2~3回繰り返します。
土鍋に米を移す
洗った米を土鍋に移します。
ざるに開けて、しばらく乾燥させる人もいますが、これは30分以上置いてはいけません。
米のひび割れの原因になります。
土鍋に移したら、米三合に対して、水を570~600ml入れます。
一緒に自然塩を小さじ1/2入れるとさらに美味しくなります。
この後、吸水時間は夏場なら冷蔵庫で1時間、冬場なら常温で2時間置きます。
米を炊く
土鍋を強めの中火にかけます。
三合であれば、20分そのまま火にかけます。
その日の湿度や季節によっても多少ばらつきがあるので、20分間際になったら、土鍋から出てくる蒸気を確認します。
勢いよく蒸気が出て1分ほど経過したら、土鍋に耳を近づけて音も確認します。
パチパチという音が聞き取れたら、火を止めてOKです。
これが炊き上がりのサイン。
そのまま20分は蒸らしましょう。
因みに、お米は、炊き始めから沸点に達するまでの温度差があればある程、ごはんが美味しくなります。
炊くときの水はできるだけ冷たい水(5℃くらい)を使ってください。
まとめ
コツさえつかめてしまえば、土鍋でもほったらかしで炊飯できます。
完全に焦げていなければ、ある程度の焦げは香ばしくて美味しいですよ。
是非、土鍋生活楽しんでくださいね。