ファスティング(断食化の)は体の中の大掃除を意味しています。
体中にこびりついた汚れ(毒素)を綺麗にして、生命力を復活させる働きがあります。
内臓の機能も回復することから、アトピーの改善にも期待できるのです。
そんな私もファスティングでアトピーが改善した人の一人です。
体と頭がすっきりと軽くなり、体調がよくなったのが実感できます。
ファスティングの方法と効果や注意点など紹介します。
ファスティングで得られるアトピー改善の効果
私たちが食べる食事には、沢山の毒素が含まれています。
食品添加物・野菜の農薬・食肉に含まれる抗生剤・遺伝子組み換え食品・水道水の有害物質など、考えるとこれらを除外して食事するには相当な努力が必要なくらい毒素で溢れています。
食事に含まれるそうした毒素は少しずつ体に蓄積して、少しずつ体を蝕みます。
アトピー性皮膚炎が急増した昨今はこうした食品の毒素が蓄積したものから起こります。
動物性たんぱく質がアトピー症状に悪さをしていた
昔の日本人の食生活と言えば、野菜を中心とした魚を時々食べる食事でした。
動物性たんぱく質はあまり摂ってはいなかったのです。
それが戦後、欧米化した食生活に変わり、肉をメインに食べる食事に変わりました。
牛乳を飲む習慣ができ、それに付随してチーズやバターなどの乳製品もよく摂取するようになりました。
動物性脂肪や動物性たんぱく質は腸内で異常発酵し、有害物質を発生させ、悪玉菌やカビが繁殖します。
すると腸内は傷つき炎症を起こします。
肉や牛乳をよく食べる食事は腸内環境を悪化させるのです。
これがアトピー性皮膚炎の始まりです。
食生活が豊かになることで、私たちの煩悩は美食という形で満たされても、体の中は泣いている、という状態。
体はあくまでも「粗食」を求めているんですよね。
一日三食は食べ過ぎ
粗食だった昔の日本人。
昔の人はきちんと一日三食なんて食べていませんでした。
一日二食か一食、ごはんとみそ汁と野菜のおかずの食事。
貧困だったから、といえばそれまでですが、それでも元気いっぱいに現代人よりも過ごしていました。
肉なんて食べていなかったからということと、沢山食べないことで内臓に負担がかかっていなかった、ということが考えられます。
ファスティングすることで体に毒素が入ってくるのをストップ
お腹いっぱい食事をすると、体の消化機能はフル稼働しないといけません。
体に入ってきた食べ物を消化し、解毒するのにかなりのエネルギーを使います。
これがすでに腸内環境が毒素で炎症を起こしている人は大変です。
傷ついた腸粘液から毒素が侵入し、アトピー症状を悪化させます。
アレルギー症状がひどい時は特に、体が自然治癒に専念できるようにします。
エネルギー消費激しい食事をストップするのです。
ファスティングすることで食品に含まれる毒素が体に送り込まれることがストップされます。
すると体が体内浄化に専念できます。
ファスティングの効果は他にも様々あります。
➀便秘改善
➁ダイエット効果
➂肌荒れ改善
➃肩こり・腰痛
➄花粉症や鼻炎などアレルギー症状
⑥ぜんそく症状
ファスティング方法
ファスティングの方法は生活スタイルによって様々ですが、週末に行うのが最も挑戦しやすいですね。
平日は、誘惑が多いのと、糖質を摂らないと眠くなったりもしますから。
ファスティング準備期
金曜日から準備を始めます。
いつもよりも食事量を7割くらいに抑えましょう。
アルコールも摂りません。
食事は18時以降には何も食べないようにします。
ファスティング実施期
土曜日・日曜日にファスティングを実施。
朝は、白湯を一杯飲みます。
食事をしない代わりに酵素ドリンクを飲む場合もありますが、家にあるもので代用してもOKです。
・梅干し
・りんごやみかん、小松菜などを使ったスムージー
・大根おろし
これらをお腹が空いて耐えられない時に頂きます。
ファスティング期間は体を休めることに努めましょう。
睡眠も十分取ることが大切です。
ファスティング復食期
月曜日の朝。
いきなり普通の食事をするのは体に負担なので、お粥を食べることをお勧めします。
昼食と夕食は徐々に量を増やしてもOKですが、この日は和食のメニューで考えるといいですね。
「まごわやさしい」がポイント。
ま・・・豆類
ご・・・ごま
わ・・・わかめなど海藻類
や・・・野菜
し・・・しいたけなどのキノコ類
い・・・芋類
ごはんと具沢山のみそ汁、お漬物。
これだけで最高の食事になります。
ファスティング後は、頭がすっきりとして冴え、仕事の効率も上がります。
私の場合は、アトピーの炎症がひいたり、いつの間にか痒みが収まっていたり、便通がよくなったということが実感できました。
ファスティングに向かない人
良いことづくめのファスティングに見えますが、中には向かない人もいます。
それは、もともと低栄養状態の人。
体重が著しく軽い人はもちろんのこと、普段から食が細い人には向いていません。
逆に便秘気味になったり、貧血や何かすっきりしないなど不定愁訴が起こる場合があります。
ファスティングは、普段から肉や乳製品やパンなどを好んで食べている少し過食気味な人に向いていると言えます。
アトピー改善には好転反応も
アトピーでステロイドを使っていた人は特にそうなんですが、ファスティングをすると好転反応が出る場合が結構あります。
私の場合はステロイドは使っていなかったので、あまり好転反応はありませんでしたが、それでも宿便はすごいです。
腸壁にこびりついていた汚れが出るので、黒っぽかったり、泥状の便になったり。
そしておならがよく出ます(笑)
臭いので、異常発酵していたんだなという感じです。
職場でおならをするわけにいかず、我慢するのでお腹が張ってしまうこともしばしば。
他にも頭痛がしたり、めまいがするなんてこともありました。
アトピーの炎症が一時的に復活する場合もあるようです。特に目の周りや首、関節部分などの柔らかい皮膚です。
これらは全て解毒する過程で起こっているので、焦ってしまいますがグッと我慢。
アトピー症状が出て辛いときは、幹部を温めてみたり、頭痛の場合はミネラル豊富な自然塩を舐めると緩和されます。
ファスティングの好転反応とは?種類や症状・なぜ起こるのかを紹介
ファスティングでアトピー改善できる!まとめ
ファスティングは、一回でも効果は得られますが、継続することが成功のカギです。
もし、もともと食が細いという人の場合は食べ過ぎてしまった次の日だけ実践するということも大事です。
肉や乳製品を止めてみるだけでも違います。
ファスティングを実践中は、普段飲んでいるサプリメントや薬も中断するのも忘れずに。