朝起きると、何だか肩が重い・・首が痛い、なんてことがよくあります。
寝方が悪いのか、それとも枕が合っていないのか。
毎日のことなので、その内肩こりは慢性的になってきました。
枕が合わないと肩こりって起こるのでしょうか?
どんな枕が体にとってはいいのでしょうか?
調べてみました!
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肩こりは枕が原因の場合もある?
正しい寝姿勢とは、正常立位姿勢をそのまま寝かせた状態です。
なので、なるべくまっすぐの状態が良いのです。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、頸椎(けいつい)が不安定になります。
身体を支える脊髄(せきずい)は、頸椎・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)で結ばれており、緩やかなS字を描いています。
このS字のバランスが崩れてしまうのです。
逆に、頭や首のカーブにフィットした枕を使うことによって、寝姿勢を正しく保つことができれば、通常の肩こりは改善できます。
寝ている間が肩こりの原因と見られる状態
・寝る姿勢が悪くて体に負担がかかっている
・首と枕に隙間が出来ていて、首が休まっていない
・血行が滞っている
・枕の高さが合っていない
やっぱり枕が原因で肩こりは起こるようですね。
肩こりだけでなく他にも、頭痛や腰痛なども起こる原因になります。
肩こり用の枕は高い方がいい?低い方がいい?
枕選びの最大のポイントは、高さです。
高すぎても低すぎても良くありません。
高すぎると気管を圧迫し、低酸素状態になり、いびきや肩こりの原因になります。
低すぎると頸椎(けいつい)が反ってしまい、頭に血液が流れて、寝つきが悪くなる原因にもなります。
低い場合、肩までしっかり枕を当てていても、枕と首元との間に隙間が出来ていることがよくあります。
隙間があるとブリッジ状態になっているので、首に負担がかかっています。
寝たままの状態で、首元に手が入るかどうか試してみるとすぐにわかります。
スッと手のひらが入る場合は、別の枕に替えたほうがいいですね。
仰向けで寝た時に、頸椎が安定して気道が安定した状態になるように枕の高さを決めることが大切です。
枕の理想的な高さはこちらです。
標準の体型の人 3〜4cm
細身の体型の人 2.5〜3cm
体格が大きい人 4〜5cm
意外と低めですよね。これを目安に、枕を選ぶ時は出来れば実際に首に当ててみるのがいいです。
肩こり用の枕のオススメは?
では、どんな枕を選ぶといいのでしょうか?
フラットな構造の枕
フラットといっても床と首が完全に平行になるというわけではなく、やや体の前方にむかって傾斜している状態がいいです。
よくs字状にくぼみのある枕がありますが、あまりよくありません。
平面的な枕がオススメです。
枕に頭を当ててみて、額と鼻の先を線で結んだとき、床に対して5度の傾斜がある
この角度であれば、気道がすっと開いて呼吸が楽ですし、いびきも少なくなります。
さらに、首もとにしわも出来にくくなります。
高すぎるといびき・しわの原因になります。
首の長さとまくらは合っているか
首の付け根や後頭部に圧迫感があるものは高さがあっていないか、幅があっていない可能性があります。
首と枕の隙間は出来ていないか
枕と首の間に手が入るかどうかです。
圧迫されない程度に、ほどよく密着しているのがベストです。
肩が枕に触れる程度が丁度良い密着具合になります。
素材で言うと、そば殻(硬め)の枕がオススメです。
やや硬い枕の方が寝返りは打ちやすいです。
選ぶ際は必ず手で触れて・首に当てて確認してみたほうが良いです。
さいごに・・
枕は、このメーカーの物なら間違いない!という物はありません。
人によって、体型が違うので、合う枕が違うからです。
可能であれば、測ってもらい、オーダーメイド枕を作られるのが一番良いと思います。