先日、ご主人の転勤で新潟を去ることになった友人に何か皆でプレゼントしようということになりました。
そんな時にいつまでも新潟を覚えていて欲しいね、という思いから「新潟らしいものを食べ物以外で贈ろう」ということに決めました。
新潟には、美味しい食べ物以外にも世界に誇れる名品が一杯あります。
今回、そんな中でも阿賀野市安田にある名品をご紹介します。
新潟らしいお土産を食べ物以外で贈りたいという人は意外に多い
新潟は、美味しいごはんや日本酒が全国的に有名ですが、食べ物以外にも全国に誇れる工芸品があります。
古くから物資の交易地だった新潟は、海や陸から各地の文化が入ってくる土地柄だったため、様々なモノづくりの技術が発達しました。
それを代表するのが、新潟市の漆器や村上の堆朱、三条の金物ですが、今回はそれ以外の物で隠れた名品をご紹介します。
場所は新潟県、阿賀野市。
地図で場所を確認します。
新潟市の市街地から車で1時間程の場所に位置します。
この阿賀野市に200年近く続く匠の技があります。
新潟のお土産に!隠れた名品安田瓦の食器
新潟県下越地方に位置する、阿賀野市。
こちらでは、なんと屋根材の瓦で出来たコーヒーカップが作られています。
安田瓦という歴史の深い瓦です。
これを屋根材だけでなく、食器に加工した物がこちら。
瓦の味わい深い色みが魅力です。
直火もOKなので、簡単に飲み物の温めなおしが可能なんです。
こちらは、特にアウトドア好きの人への贈り物としておすすめです。
口径10cmと大きめなので、アヒージョやチーズフォンデュの容器としても使えそうです。
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同じ大きさでロックグラスもありますよ。
こちらは、青みがかったスッキリとした印象の色みです。
飲み物を入れるだけでなく、副菜を入れる小鉢として使っても重宝します。
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瓦なので、陶器にはないざらつきがあり、滑りにくく持ちやすいのがポイントです。値段的にもお土産やプレゼントにしやすい価格ですよね。
安田瓦には、「TSUKI」という食器のブランドもあります。
そちらから、お土産としておすすめしたいのは、お猪口のセットです。
新潟の日本酒を飲みながら是非、新潟を離れても使ってもらいたいですね。
瓦のお猪口は、高級感があり、手にもよく馴染みます。
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新潟土産で安田瓦が人気の理由
今回紹介した阿賀野市の安田瓦を紹介します。
安田瓦は、新潟県旧安田町の特産品。
江戸時代後期の天保年間(1830年)に生産が始まった歴史の古い瓦です。
1200度以上の高温で焼成する「還元焼成法」を用いた吸水率が低く、断熱性や耐寒性に優れた硬く丈夫な寒冷地仕様の瓦です。
強度と耐寒性があり、表面にざらつきがあります。
屋根に瓦を敷いたり雪下ろしをしたりする際に滑らず安全に作業することができるのが特徴です。
高級感のある澄んだ鉄色が、神社仏閣などの雰囲気によく合うとされ、弥彦神社にも用いられています。
そんな機能性の高い安田瓦が、建物の屋根に使われるだけでなく、もっと私たちの生活に身近な存在になるべく、食器やキーホルダーなどの小物に加工されて販売されるようになりました。
それで近年、再注目され、県内外からも人気が出ています。
ちょっとした小物のお土産として、キーホルダータイプのお守りが人気です。
特に受験生に贈るためのお土産として購入する人が多いようです。
[安田瓦のすべらないお守り]と[健康・長寿のお守り]2つのバージョンがあります。
お守りは、通常の瓦の100分の1の大きさで重さは10グラム。
本物の瓦と同じ素材・製法で手作りしているため、表面の模様は一つずつ異なります。
安田八幡宮境内の宮司の自宅で販売されています。
新潟らしいお土産を食べ物以外で贈りたい!のまとめ
購入はインターネットが便利ですが、実店舗としては、瓦テラスがあります。
レストランやカフェも併設しているので、遊びに行きがてら、ゆっくり探しに行ってもいいかもしれませんね。
瓦テラス
新潟県阿賀野市保田7373番地1
0250-47-8530