甘酒の市販品と手作り品の効果に差はある?酒粕と麹の2種類ある甘酒

自然の恵みいっぱい盛り込んだ甘酒には、
数多くの身体に良い効果があることがわかりました。

スーパーでも身近で見かける甘酒はとっても甘い印象ですよね。
お正月などに神社で振舞われる甘酒は、優しい甘さでお米の粒が入っていたりしますね。
田舎のおばあちゃんが作ってくれた甘酒も優しい甘さです。

今回は市販で買える甘酒と手作りの甘酒でどう違いがあるのか、調べていこうと思います。

発酵食品で酵素豊富な甘酒。
ですが、スーパーなどの市販されている甘酒は

店頭の棚に陳列される時には蓋をきっちり締め、発酵が進まないように加熱してあります。
麹の酵素は死活している状態だといいます。

なので甘酒の効果はほぼ無いと言えます。
袋詰めなどされ、冷凍で売られている甘酒は発酵を止めてはいますが麹菌は死んでいないので効果があります。
市販品を購入する際は本物の甘酒を選ぶようにしたいものです。

麹とお米さえあれば、甘酒は手作りできるので生きた甘酒を是非手作りしてみてください。

甘酒の原材料には酒粕と麹がある。オススメは??

甘酒を手作りするにあたり、
「甘酒って酒粕から出来てる物もあるよね・・?」
と思われる方もいらっしゃると思います。

そうなんです!
甘酒には2種類あって、酒粕に水と砂糖を加えて煮詰めて作る物もあります。

酒粕甘酒が好きと言う方もおられると思います。
逆に臭いが独特で苦手な方もいらっしゃると思います。
この酒粕甘酒について説明します。

酒粕は日本酒を絞った時に出るかすです。
臭いが独特なのは米ぬかの臭いのためです。
麹と酒粕、どちらも日本酒を作る時に使われる物ですが、麹は仕込む時に、酒粕は日本酒が出来上がる最後の副産物です。
酒粕の栄養素にも触れておきます。

タンパク質
ビタミンB1・2・6
パントテン酸
葉酸
食物繊維
亜鉛
豊富なミネラル

などが酒粕に含まれています。

一方、糀の栄養素としては

ビタミンB1・B2・B6・H(ビオチン)
パントテン酸
必須アミノ酸

などがあります。
ビオチンはアトピー性皮膚炎の炎症を抑える働きもあります。必須アミノ酸は筋肉や血液や骨を形成する欠かせないものです。パントテン酸はイライラの予防にもなります。

麹と酒粕、どちらも栄養価は高いですが、酒粕にはアルコールが含まれているので小さなお子さんは飲めないですし、砂糖を加えているので人工的な甘味になります。
さらに砂糖はブドウ糖と同じで吸収されやすくすぐエネルギーに変わるので、脳がまた砂糖を欲するようになります。
つまり、砂糖は依存性があるのです。

そして麹は酵素がたっぷりですしね!
なので、甘酒という分野で言うと私は麹で作る甘酒がオススメです。

既製品ではできないこと。生甘酒の良さとは?

市販の麹甘酒はお粥と麹を混ぜて一晩置き、甘味が出たところで加熱し、糖化と発酵を止めます。
味を変えないためには仕方ないのですが、酵素が死んでしまいます。
なので是非自分で加熱せず70℃に保たせて作って生甘酒を飲んでもらいたいのですが、
そもそも酵素って何なのでしょうか?
体にもたらす効果を調べてみました。

元々体内に2万種も存在する酵素ですが、年齢と共にどんどん減少していきます
その働きは食べ物を消化・吸収してエネルギーに変える働きをしたり、呼吸や運動といった生命維持活動も酵素が支えています。
酵素が減ると便秘や肌トラブル、病気の原因にもなってしまうのです。

ですから、体の外からどんどん酵素を取り入れる必要があります。
この酵素、熱に弱く、生野菜や果物などで取り入れるしかないのですが
(最近はサプリメントも多く出ていますけど)、自分で作る麹甘酒なら酵素も取る事が出来ます!!

まとめ

麹には甘酒になると天然の甘味があります。
この優しい甘味が体にも優しいですし、小さなお子さんにも安心して飲ませる事が出来ます。
そして酵素まで取るのでしたら断然スーパーで買う甘酒ではなく手作りの甘酒を飲んでみて下さい!!

他にも甘酒の関連記事はこちらをご覧ください。

Ad.