梅干しを作ったら梅酒も作ろう!天然酵母パンも!広がる梅仕事

梅干し作り方

梅干しを見ただけでジュワっと口の中に唾液が分泌され酸っぱい感じになったことはないでしょうか?この唾液が分泌されることがとても大事なんですね。
梅干しを食べて夏場の疲れが取れたり、食欲が戻ったりするのは梅干しの成分によるものなのです。
梅干しの効果についてご紹介します。

梅干しを作ったら、一緒に作りたくなる梅酒。
自家製酵母パンは我が家では朝食に定番なのでこちらも是非ご紹介します。

梅干しのすっぱさは、
クエン酸
フマール酸
リンゴ酸
グルタル酸
イソクエン酸
アコニット酸
コハク酸
などの有機酸からきています。

この有機酸が体の疲労物質が分泌されるのを
防いでくれます。

食事の前に食べると
唾液の分泌を促し、
食欲を増進してくれます。

この有機酸は、カルシウムの吸収を高める効果も期待できるので、
骨の強化になります。

欧米食になりやすい現代人の体は酸性に傾きやすくなっていますが、
梅干しを取ることで弱アルカリ性に
戻してくれます。
風邪を引きにくくなりますし、
美容にもいいですよね。

抗菌作用もあるので、
夏場のお弁当には梅干しを入れておくと
食中毒予防になります。

風邪を引いたときや、
お腹の調子が悪いときに
梅干しを入れたお湯を飲むと
症状が緩和されるのでオススメです。

梅仕事は続く!梅酒の作り方をご紹介

梅仕事を始めると、必ず梅酒も作りたくなりますよ。
5月頃に出回る青梅でも作れますが、
6月頃に出回る黄色く熟した梅で作ると
香りが良く、より美味しくできます。

<材料>
梅  500g
ホワイトリカー  900ml
氷砂糖  200g

①梅を水で洗います。
青梅の場合は水に暫く漬けてアク抜きします
2〜3回水を替えて洗います。

②梅の水気を拭き取ります。
清潔なふきんでしっかりと拭きます。

③梅のヘタを取ります。
竹串で軽く刺してヘタを取ります。

④アルコール消毒した容器に梅と氷砂糖を入れて、
ホワイトリカーを注ぎます。
果実酒瓶をホワイトリカーで消毒か、
熱湯消毒してから使います。

⑤常温で置いておきます。
直射日光の当たらない場所に
3ヵ月〜半年置けば、飲めるようになります。

お砂糖は氷砂糖でなくてもOKです。
黒糖で作っても、コクがあって美味しいです。

梅酵母を作って天然酵母パンにしよう!

梅で天然酵母を作って自家製パンを作るのも
楽しみの一つです。
ドライイーストがなくても美味しいパンが出来ますよ。

○梅酵母の作り方

<材料>
梅  100g
水  150ml
はちみつ  大さじ2

①梅をしっかり洗い、水気をよく拭きます。

②梅に穴を空けます。
爪楊枝などで、梅全体に穴をあけます。

③瓶に材料を入れて常温におきます。
ふんわりとラップをかけて輪ゴムでゆるく止めるか、
蓋がある場合は軽く締めます。

④1日1回、軽く振ります。
蓋を外して軽くゆすります。

7〜10日で出来上がり
蓋を開けたとき、シュワっと泡立って、
沈殿物が出てきたら出来上がりです。
冷蔵庫に入れて1ヵ月保存可能です。

○梅天然酵母パン

<材料>
強力粉  250g
砂糖  15g
塩  3g
梅酵母  50g
水  200ml

①ボウルに塩以外の材料を入れて
ざっくり混ぜ合わせて30分室温に置きます。

②塩を振ってしっかりと捏ねます。
50回は捏ねて、濡れふきんをかけて30分室温に置きます。

③生地を外から内側に丸め込むように捏ねて
また濡れふきんをかけて30分室温に置きます。

④冷蔵庫の野菜室に12時間以上置いて
そのあと常温に出して1時間置きます。

⑤粉を振ってガスを抜き、
生地を三つ折りにたたんでまとめます。

⑥濡れふきんをかけて30分置き
再度生地を三つ折りにたたんでお好みの形に形成します。
濡れふきんをかけて1時間寝かせます。

⑦生地に水をスプレーして、
230℃に予熱したオーブンで30分焼きます。

梅の香りがふんわりと香るパンになります。
自家製酵母は発酵に時間がかかるのと、
室温によっても膨らみ方が変わるので
前日に仕込みをしておくと良いと思います。

まとめ

梅干しは食材が傷まないように、おかずに使ったり
お弁当に入れたり夏場はよくしています。
多くの有機酸が抗菌作用になってくれたり、
体の疲労を取ったりしてくれるんですね。
よく疲れている時に体が梅干しなどの酸っぱいものを
欲するのは、科学的な根拠がちゃんとあったからなんです。

また今年も梅を漬けなくてはと、
改めて思わされる梅干しパワーです!

Ad.