古いエアコンを処分したい時、
引越しでやむを得ず処分しなければならない時、
どうしたらいいのか、費用はどのくらいかかるのか気になりますよね。
粗大ゴミとして出してはいけないエアコンです。
リサイクル料金も気になります。
正しい知識を身に付けましょう。
エアコンは家電リサイクル法の対象家電で、
処分する際はリサイクル料金の支払いが必要です。
これは、限りある金属資源を再利用するために、
金属資源を取り出す技術にかかるコストです。
もう一つ、リサイクル料金を取ることでゴミ削減を目的としています。
他にも対象家電は、
テレビ・冷蔵庫・洗濯機などがあります。
このリサイクル料金を払わず、無料で済む場合があります。
よくここ数年は月1回程度で、
家電などの不用品回収業者が無料でエアコンを引き取ってくれていることが多いです。
取り外しも無料で行なってくれる所もあります。
ただ、あまりにも年数が経ちすぎている物だと回収できない例外もあるようです。
取り外しはしない業者、取り外しは料金を取る業者もいるので、
事前に確認する必要があります。
エアコン1台は4000〜5000円ほどの資源価値があるそうです。
また、海外では中古でも日本のエアコンは商品になるそうです。
なので、無料で引き取ってでも、回収業者はビジネスになるのですね。
追記:2018年頃より、無料での引き取りが厳しくなりました。主な取引国の中国で規制が厳しくなった為のようです。
エアコンの取り外しを自分でする!ガス抜きの方法
取り外しを業者に頼めない場合、
取り外し代金を浮かせたい場合に、自分でする方法をご紹介します。
<道具>
ニッパ・モンキー・ドライバー・カッター・六角レンチ・ビニールテープ・
脚立・養生マット
1 部屋に傷が付かないように養生する。
2 強制冷房ボタンを押す
パネルを開け、機種に寄るが、右側にある強制冷房ボタンを長押しします。
3 室外機のカバーを外す。
4 室外機の中の六角ナットのバルブキャップが二ヶ所あるところを
モンキーで取り外す。
5 フロンガスをポンプダウンする。
細い配管が接続されているキャップを外した所に六角レンチを差し込み、止まるまで時計回りに回します。
2分後、もう一方のキャップを外した所に六角レンチを差し込み、同様に回します。
6 エアコンの運転を停止する。
蓋が閉じ、ファンが停止したら、電源プラグを抜きます。
7 外した二つのキャップを元に戻します。
二つモンキーを使ってモンキーを握るようにしてナットを緩めます。
細い方の配管から外します。
シュッとかなり大きい音が何度もしたらポンプダウンが不十分なのでやり直します。
同様に太い配管も外します。
外した後、配管接続部分はテープで養生します。
8 電線を室外機から外す
ケーブル上部にあるフックにマイナスドライバーを押し込みながらケーブルを下に引き、抜きます。
9 エアコン側の配管接続部を外す。
室外機側同様に外します。
ドレンホースも切って外します。
10 エアコンを外す。
下方の端を二ヶ所、親指で押すとフックが外れて上に持ち上げながら外すことが出来ます。
据付き板もビスで止められているので、ドライバーで外します。
配管接続部分はテープで養生します。
壁の配管貫通穴を埋めます。
11 終了
モンキーを使って、キャップを開け閉めする時など、かなり力が必要です。
不安な場合はメーカーに問い合わせたりプロにお任せする方がいいでしょう。
エアコン処分は家電量販店でしてくれる?リサイクル料金は?
古いエアコンの処分は、家電量販店にお願いすることが出来ます。
処分するエアコンを購入したお店に引き取りをお願いする連絡を入れて来てもらいます。
その際に、取り外し代金・リサイクル料金・運搬費用をお支払いします。
費用の詳細は、各家電量販店やメーカーによって異なりますが
相場は、
取り外し代金 4000円
リサイクル料金 1500円
運搬費用 1500円
合計 7000円
かかります。
ヤマダ電機だと、購入から7年未満のエアコンであれば買取りもしてくれるとのことなので、処分費用が少し抑えられると思います。
新しいエアコンを同時に買い替えるのであれば、
取り外し代金が商品価格に組み込んでいたりするので、
買い替えの方がメリットは大きいと思います。
まとめ
エアコンの処分にはリサイクル料金は必要なようです。
取り外し作業は自分でできないことはないですが、力が必要ですし、難しいので不安な場合は家電量販店にお願いした方が安心です。
買い替えが同時のタイミングであればコストを抑えられますね。