結婚してお互いの実家でお中元のやり取りをするご家庭も多いですよね。
何年も続いていくと、これが段々負担になることがあります。
例えば、実家のお父さんが亡くなってお母さんだけになり、金銭的に厳しくなった・・など。
環境は変化していくものなので、ずっと継続していくことは中々難しいものです。
そんな日本の季節の挨拶であるお中元で悩んでいる方に、やめる時のタイミングやお断りの例文などご紹介します。
お中元やめる時はどうしたらいい?
お中元やお歳暮は普段お世話になっている相手に日頃の感謝の気持ちと季節の挨拶を込めて贈るもの。
結婚すると、両家の両親同士でこれから長くお世話になりますと言う意味で贈り合ったりしますね。
仲人さんの場合だと、だいたい3年くらい贈るのを続けて、後はやめたりしますが、両家の場合はずっと続いたりします。
最初の段階で話し合って、1年もしくは3年間だけにするなど、話し合えたら一番いいですよね。
悩まなくて済みます。
ですが、そうでなく習慣的に何年も続いているお中元のやりとりの場合は中々やめにくいものです。
両家の両親のお付き合いとしてはお中元やお歳暮のやり取りくらいしかありませんからね。
これをやめてしまったら、お付き合いが全くなくなってしまい、中には失礼だと感じる人もいるかもしれません。
どうしても金銭的に余裕がなく継続が厳しくなってしまった場合は、子供を通して先ず伝えてもらうのが良いと思います。
子供たちを無視して勝手に話しをするのはよくありませんからね。
できれば息子の親から息子に、息子から嫁に、嫁から親にと段階を踏んで伝えるのが1番でしょうね。
徐々にやめていく、という方法もあります。
まず、その年のお中元をやめて出来れば7月初めから7月15日くらいまでに(関東地方でのお中元期限)暑中見舞いのハガキを出します。(詳しいお中元・暑中見舞い時期はこちら)
そして、その年のお歳暮は贈ります。
翌年からは、お中元・お歳暮共にやめるようにするのです。
やめたあとも、暑中見舞いのハガキだけ贈るようにしたら、お付き合いは続いていきますし、失礼でないのではないでしょうか?
(暑中見舞いの書き方はこちら)
お中元やめるタイミングはいつ?
大抵一度お中元のやり取りを始めたら、3年は継続すると言われていますが、何十年も続いている場合はやめにくいですよね。
タイミングは、自分の環境が大きく変わったときではないでしょうか?
ご両親のどちらかがお亡くなりになった場合や、ご病気で入院になった場合、介護施設に入所された場合など。
ご高齢の方でないとちょっと気が遠くなってしまいそうですね(~_~;)
または、孫の誕生や進学をタイミングにやめるということもあります。
孫にお金がかかりますから、お互い様で・・という理由ですね。
もしそうでなく、ただただ金銭的に負担という理由でしたら、他にもやめるタイミングはあります。
お子さんに先ず相談しておくのは大事ですね。
お中元シーズンになったらすぐに(7月初め)お中元を贈るようにします。
普段の品物よりも金額的に高い物をお中元として贈って、これで最後とすると言う事も出来ます。
大抵お中元の金額は3000円位が相場ですから、5000円の物を贈るなどします。
その際には、お手紙を後日送っておくと良いでしょう。
お中元をやめる事を伝える手紙の例文は?
やはり突然高価なお中元が送られてきたら、相手もビックリされると思うので、お手紙を出すのは大事だと思いますよ。
例文を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
拝啓
梅雨明けが待たれる今日この頃
○○様ご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は00が大変お世話になりまして本当に有難うございます。
また、毎年心ばかりのご挨拶をさせて頂きましたが、そのたびに○○様より結構なお品をご恵送頂き申し訳ございません。
今後はこの様なお気遣いはどうぞご放念下さいませ。
今年は各地で天候不順が続きますが○○様何卒、ご自愛下さい。
略儀ながら、書中をもちまして御礼まで。
敬具
お中元をやめる時はどうしたらいい?まとめ
お中元をやめる時は、すっぱりとやめるのではなく、品物を贈り合わなくても暑中見舞いを贈ることはしたいですね。
心遣いが相手に伝わりますし、お付き合いがその後も長く続けられるのではないでしょうか?