ある日、腋毛の処理をしようとしたら、脇の毛穴に白いブツブツが出来ていた・・・そんな経験はありませんか?
炎症?膿?毛穴詰まり?これは一体何なのか、心配になってしまいますよね。
自己処理で脱毛していたのが原因なの?
臭いやワキガの発生を招いてしまうものなのか、毛穴の白いブツブツについて解説します。
脇の毛穴に白いブツブツこれって何?
脇には他の毛穴より多くの皮脂線があります。そのため皮脂の分泌が他の部位よりも多く毛穴に詰まりやすくなっています。
白いブツブツの原因は「皮脂詰まり」。
この白いブツブツは毛穴に詰まった老廃物で、汗と一緒に出たたんぱく質や脂肪を菌が分解したもので、皮膚トラブルの原因にもなります。
身体には皮脂腺、エクリン汗腺、アポクリン汗腺があります。エクリン腺は体温調節に作用して、水分や塩分が主なため、臭いの原因になりません。
アポクリン腺は脇や胸・デリケートゾーンなどに分布して、たんぱく質・脂質・糖質・アンモニアなどの成分が汗と共に出るため、細菌分解などで臭いの原因となります。白い点は、細菌分解でできた白い結晶の塊です。
脇の毛穴の白い点は自己脱毛処理の失敗も原因の一つ
脇の下の白いぶつぶつは、毛抜きなどでの自己脱毛の処理が原因になることもあります。
毛穴には「毛乳頭」という毛を作る場所があります。
毛抜きで腋毛を抜くと、無理やり抜かれた毛の元にある細胞が引っ張られて毛乳頭が2つに分裂して傷付いてしまいます。
傷つくと毛穴が塞がる原因にも。
剃刀での自己処理も同様に毛穴に傷を付けてしまうことがあります。
無理なムダ毛処理を続けると、ひとつの毛穴から2本以上毛が生えてきたり、毛穴に溜まった皮脂(白い点)や埋没毛が起こってきます。
埋没毛とは
毛抜きで無理に毛を抜いた毛穴は、膿んだり炎症を起こし、シミができてしまう事もあります。
毛抜きによって毛穴に傷がつくと、傷が治った時に毛穴が塞がって皮膚の表面でなく、皮膚の下に毛が埋まったまま生えてしまうこともあります。
これを埋没毛といいます。
放置すると化膿して、もぐった毛を抜こうとするとまた傷が出来るという悪循環を生んでしまいます。
脇の毛穴に白い点は臭いのサイン?
脇の下に白いブツブツができるということは臭いも発生しているはずです。
白いブツブツの元となるのは、アポクリン腺から分泌されたたんぱく質・脂質・糖質・アンモニアが細菌によって分解されてできた結晶です。
細菌に分解されることで臭いが発生するので、ワキガの可能性も十分あります。
もともと人よりも皮脂の分泌が多く、アポクリン腺の量も多いことが考えられますが、脱毛の自己処理を間違って行っている場合は、それを止めるだけでも白いブツブツができるのを予防できます。
臭いも軽減されるはずです。
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脇の下は清潔に保つ
皮脂詰まりが起こると、酷い場合膿が出たりもします。
これを予防するには、脇を清潔に保つ必要があります。
脇の下をゴシゴシ洗うのは、必要な常在菌も奪ってしまうため止めた方がいいですが、たっぷりの泡で優しく洗って清潔にすることは大切です。
白いブツブツが出来てると気づいた場合は、特に殺菌効果のある消臭石鹸を使うことをおすすめします。
脇の下を温めてから脱毛処理する
どうしても腋毛を抜きたい場合は、脇の下を温めてから行うようにしてみて下さい。
毛穴を温めると、緩むので、毛が抜きやすくなり、その分毛穴に負担がかかりません。
お風呂場で温まってから脱毛するのがおすすめです。
ただ、この場合もたくさん抜くのではなく、少量にして、脱毛処理の回数も控えるようにしましょう。
脇の毛穴に白いブツブツは何? まとめ
脇の下の毛穴の白いブツブツについてまとめました。
私も以前、毛抜きで脱毛処理していました。
白いブツブツも出来ていたし、脱毛してからより臭いが気になるようになったのを覚えています。
ワキガは遺伝だけではなく、後天的な理由もあるんですよね。
気を付けたいものです。