市販の甘酒より手作り品の方が美味しくて効果があることはお伝えしてきました。
では、どうやって手作りしたらいいの??と思いますよね。
麹で作る甘酒はいくつか方法がありますが、共通していることは温度を50〜60℃に保つことです。
これが結構大変ですね。
今回は基本の作り方から私が普段作っている方法までお伝えしていきたいと思います。
麹甘酒の作り方の基本編。炊飯器を使う
用意するものは
麹 お米orもち米 水
温度計 炊飯器
麹150gに対してお米1合の割合で用意します。
もち米を使うともっと甘味が増しますよ。
①お粥を作る
ごはんを炊く時の1.5倍の水の量でお米を炊きます。
これを温度計で測りながら70℃まで下がるのを待ちます。
(温度計は100円ショップなどで簡単に買えるので必ず用意してください)
②ほぐした麹と混ぜます。
炊飯器の内釜の中で混ぜるといいと思います。
③炊飯器にセットして保温ボタンを押す。
ここで蓋を完全に締めてしまうと、温度が上がりすぎますし全開だと温度が下がりすぎるので、蓋に割り箸を挟んで、少し隙間を開けておくと良いです。
1〜2時間ごとにかき混ぜます。
④8時間くらい置いたら出来上がり
・麹とお米の粒が溶けて、とろけたお粥のようになっている。
・色がベージュっぽくなっている。
・麹の甘い香りがする。
これらの状態で完成です。
8時間は目安なので、まだのようでしたら保温を続けてください。
ただ、時間が経ちすぎると乳酸菌が働き、酸っぱくなってしまいます。
かき混ぜるのを忘れても、温度にムラが出来たり変色してしまうので注意してください。
甘酒作りのオススメ!発泡スチロールで放ったらかし術
基本のやり方で私は最初作っていたのですが、炊飯器をずっと保温にしておかないといけないので電気代がかかること、
かき混ぜないといけないので半日出かけられないこと、
炊飯器を甘酒作りに占領されるのでその日のご飯が炊けないことから、
何か他に良い方法はないかな〜??と探していました。
すると、お友達から毛布にくるんで発泡スチロールに入れておけばいいよ〜と聞いて、
それなら簡単だし電気代もタダ!
と思いまして、それからは放ったらかしで作っています。
やり方は、
①麹とお粥を混ぜた物を厚手の鍋に入れる。
この時、温度計で70℃以下になっていることを確認。
②毛布に鍋をくるむ。
③発泡スチロールに入れる。
この時、夏場であればこれだけでOKなのですが、
冬場だった場合、湯たんぽに70℃のお湯を入れて発泡スチロールに一緒に入れることをオススメします。
寒いと発泡スチロールに入れても温度は下がりますからね。
④10時間程放置して出来上がり。
私の場合、麹500gに対して2合のもち米を使っています。
お粥にすると、大きな鍋いっぱいに出来上がります。
とっても甘く、でも自然な甘味なので癖になりますよ。
甘酒は出来上がって粗熱が取れたら冷凍できるので、タッパーに小分けにして冷凍し
使いたい分だけ自然解凍して7日間ほどで使い切るようにしています。
米と麹の黄金比率!麹だけでも甘い黄色の麹がある。
作り方によって個性が出るのも甘酒の特徴です。
<かた造り>
米1合と麹150gをベースにして、
米と麹を1:1で作ります。
しっとりとクリームっぽい仕上がりになります。
<うす造り>
米と麹を合わせた量の半分量のお湯を加えます。
お湯は60℃位が良いです。
サラサラとした仕上がりになります。
<はや造り>
麹と同量のお湯だけを使います。
お米は使いません。
エサになるお米がないので甘味は控えめですが、
糖化スピードは早いので5時間程で出来上がります。
このはや造りでオススメなのが、
黄麹です!!
名前の通り、一般的な麹より黄色っぽいのですが、発酵力が10倍ほど高く甘味も非常に強いのです。
栄養価が白い麹より高いので、購入するなら黄麹が断然オススメです。
はや造りでも、十分甘さが出せます。
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まとめ
甘酒作りは使うお米やお水の量で全然雰囲気の違う物になります。
基本のレシピはありますが、使う麹の種類や季節によっても出来上がりまでの時間も変わりますので、目で見て、香りを感じて五感を使って判断してみてください。
そして頻繁に作るのであれば気軽に作れる放ったらかし術がオススメですよ。
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