歯磨き粉は子供に必要?いつから使う?選び方のポイントは?

歯磨きをする時、お子さんは歯磨き粉を使っていますか?
まだ小さいとこれから使用を検討している人もいると思います。

でも、歯磨き粉って子供の歯磨きに本当に必要なのでしょうか?
美味しい味のものも多いので飲み込んでしまうかもしれませんよね。
うがいができないと、吐き出せないですよね。

使うとしたら、いつから始めるべきなのでしょうか?
選び方はどんな点に気をつけるべきなのでしょうか?

そんな疑問にお答えします!

歯磨き粉は子供の歯磨きに必要?

歯磨きをするときに、子供は本当に歯磨き粉が必要なのでしょうか?
これまで歯磨き粉を使わずに歯磨きしていると、疑問に思ってしまいますよね。
口に含むものですから、多少なりとも飲み込んでしまうこともあるかもしれません。

まず、歯磨き粉を使用しないと虫歯になるという事はありません。
きちんと歯垢を落とせていれば、歯磨き粉などは使わなくても大丈夫です。

逆に、歯磨き粉を使用しない方が、ブラッシング効果は高く、口内の自浄作用の妨げにならないと言われています。
特に乳歯の間の0才〜4才頃は必要ないと思います。

ではなぜ歯磨き粉を使用するかというと、歯の着色汚れ(お茶等のステインと呼ばれるもの)を除去する為です。
黄ばみが気になる場合だけ、使うという方法もありますね。

歯磨き粉を使わなくても子供のうちは、身近なケアで十分口腔内を清潔に保つことが出来ます。

・子供の歯並びに合わせたきめ細かいブラッシング
・栄養バランスのいい、規則正しい食生活  甘いものやジュースはなるべく控える。
・質の良い唾液が出る生活習慣(唾液が虫歯を予防してくれます)
・ダラダラとごはんやおやつを食べ続けないなど。
・食後にうがいをする (うがいには緑茶などのカテキンに効果が高い)
・年に1~2回の歯医者さんでの歯の健康チェック

これだけこなしていると、歯磨き粉を使わなくても、フッ素に頼らなくても虫歯を予防できます。

歯磨き粉は子供の場合いつから始める?

それでも、子供が少し成長してくると、水だけの歯磨きでは物足りなくなったり、歯磨き粉に憧れたりすることもありますよね。
何か味がしないと歯磨きを嫌がる子もいます。

歯磨き粉を使う時期としては、一般にうがいができる(3歳ころから)ようになってからの使用がすすめられています。
うがいができずに、歯磨き粉を飲み込んでしまう年齢だと、危険なので無理に使用するのは控えたほうが良いでしょう。

ここでよく子供の歯磨き粉に入っている成分としておすすめされるのはフッ素です。

フッ素は非常に虫歯予防に有効と言われていますが、塩分と同じで大量に摂り過ぎると良くありません。
永久歯が完成していない幼児期に過剰に継続してフッ素を摂取すると危険です。
美味しい味がする歯磨き粉は、どうしても子供は喜んで飲み込みがちなので、注意しましょう。

歯磨き粉で子供用の選び方

子供の歯磨き粉、使うとしたら具体的にどんなものを選んだらいいのでしょうか?
実は、加工食品の添加物以上に入って欲しくない成分がいっぱいの歯磨き粉なので、あまり安価な物は危険です。
市販の歯磨き粉で主用な成分を紹介します。
これらが入っているものは避けるべきでしょう。

ラウリル硫酸ナトリウム

界面活性剤です。
洗ったあとのスッキリ感を与えます。
発がん性があると言われています。

サッカリンナトリウム

人工甘味料です。
砂糖の500倍もの甘さがあります。
発がん性があるとして、海外では使用禁止されています。

酸化チタン

発がん性があるとされています。
アルツハイマー病の危険性もあります。

無水ケイ酸A

研磨剤です。
柔らかい子供の歯には、研磨剤は必要ありません。

フッ素(フッ化ナトリウム)

虫歯を予防し、歯を白くすると言われているフッ素ですが、多量に摂取すると『歯のフッ素症』という歯の表面が白くなる発育不全が起こることが分かっています。
子供が歯磨き粉を飲み込んでしまう可能性を考えると危険です。

ポリエチレングリコール

体内で有毒化合物に分解されるプラスチック成分。

危険な成分、いちいち覚えていられないよ〜という場合は、無添加の石鹸歯磨き粉などを使うといいですよ。
研磨剤もフッ素も界面活性剤も入っていませんから、一般的にドラッグストアで売っている物より安全です。
こちらの記事では、安全な歯磨き粉についても紹介しています。

歯磨き粉は子供の歯磨きに必要? まとめ

いかがでしたか?
いままで当たり前のように使っていた歯磨き粉。
大人も子供も、本当にそれは必要な物なのか、考えてみることって大事なんですよね。
何も付けないで歯磨きするのが、どうしても物足りない場合は安全な物を選びたいです。

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