アトピー肌にワセリンは痒くなる?これだけではダメ?正しい保湿の仕方紹介

よくお医者さんもアトピー性皮膚炎の人にワセリンを出しますが、ワセリンで痒くなるという人もいます。
保湿にワセリンだけではダメなのでしょうか?
私も大人のアトピーで悩んでいましたが、今は治っています。
やはり正しい保湿がアトピーには大切です。
ワセリンを活用した保湿の仕方をご紹介します。

アトピーの人がワセリンを使うと痒くなる?

私もそうでしたが、アトピーで赤みが出たり、皮膚が腫れているときに、ワセリンを付けると更に熱がこもるような感じになり、
酷い痒みに襲われる事がありました。

これは、ワセリンがしっかりと皮膚表面を覆うことで、水分が逃げなくなりますが、今度は肌の気化熱が出来なくなり、体温調整が乱れて塗った部分の皮膚面に熱がこもります。
熱がこもるととても痒くなるんです。

では、アトピー肌にはワセリンはダメなのか。

そうではありません。
アトピーの一番の原因は、バリア機能が壊れて肌の水分が奪われ、乾燥して痒くなっているのです。

まずは水分が必要なのです。

アトピーの人がワセリンだけの保湿はダメ?

ワセリンは油性の保湿剤なので、乾いている皮膚の表面に単体で塗っても、水分を補給する効果が期待できません。
肌を外的刺激から守る働きはあります。
保護フィルムのような役割ですね。
特にアトピー肌の人は、バリア機能が壊れて自分の肌の水分を維持出来ない状態でカラカラに乾いています。
なので、水分を与えてからワセリンの保護フィルムで膜を張ってあげるのが良いです。

入浴後5分以内には、化粧水をしっかり付けたうえで塗ると良いでしょう。

アトピーの人のワセリンを使った正しい保湿の仕方

大人のアトピーで悩んでいた筆者が実践した保湿方法です。
正しく使えば、ワセリンは経済的ですし、しっかりと保湿できます。

ワセリンを使った手の保湿

手は水仕事などで荒れやすい部分なので、水分・油分は一番奪われる場所。
なので、たっぷりとお好みのハンドクリームを塗ります。
私はニベアクリームを塗っています。
そのあとに、ワセリンをパール粒1個分程取り、なじませます。
手の体温で暖めるように溶かしながらなじませ、1分位刷り込みましょう。
すると、ベタベタ感が収まってくるので、そこまでなじませるようにするのがポイントです。
ハンドクリームで潤い成分を入れてから、ワセリンで蓋をするというイメージです。

ワセリンを使った顔への保湿

アトピーの場合、目の周りや首、耳の後ろなどが特にカサカサしやすいですね。
化粧水でしみることもあるかもしれませんが、まずは洗顔後に化粧水を付けます。
足りなくなっている水分を補給してあげるのが大切です。
手で優しくプレスするように何度も付けるのが良いですね。

温泉水で化粧水を今は手作りしていますが、市販の場合ならこの無印良品の化粧水も良かったです。
岩手県の天然水を使った化粧水です。

もし、アトピーで肌を掻き壊して皮膚が硬くなってしまっている場合は、化粧水すら中々入らない場合もあるかもしれません。
そんな時は、化粧水と乳液とクリームの役割になってくれるこちらも役立ちました。
ジェル状の硬さなので、アトピー肌でもなじみやすいです。
米麹から出来ているので、肌にも優しかったです。

ワセリンは、この後に付けます。
顔にはほんとに少量でいいです。
パール粒小1個分くらいを手になじませてから、顔に伸ばします。
伸ばすと刺激になる部分は、ポンポンと優しくなじませると良いと思います。
髪の毛がベタっとくっつかないくらいなじんだらOKです(^^)

さいごに

アトピーの治療で一番大切なのは保湿です。
薬を使わなくても保湿だけで十分綺麗になります。
あとは、入浴方法も大事なので、乳酸菌を活用した入浴も参考にしてみてください。

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