卵の賞味期限って守っていますか?
生ものですが、安い時にまとめ買いしたり、頂いたりして卵が冷蔵庫に沢山陳列。
そして、気づくと賞味期限間近だったり、過ぎていたり。
「消費期限」ではなく「賞味期限」なので、多少の期限切れは大丈夫なはずですが、いつまで食べれるのか気になりますよね。
卵が腐っている状態って、目で見てどんな状態なのか。
賞味期限切れの卵は、ゆで卵にして火を通せば大丈夫なのか。
卵についての疑問にお答えします!
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卵の賞味期限切れはいつまで食べれる?
卵の賞味期限切れは、いつまで食べれるのか。
生ものでも、肉や魚と違ってスーパーに行くと常温で陳列されていますよね。
そう考えると、意外に日持ちするのかな?と、考えてしまいます。
調べてみると、卵の鮮度は保存温度に大きく左右されますがかなり日持ちします。
例えば保存温度が28℃だと約2週間、20℃だと1ヶ月弱です。
冷蔵(10℃以下)できちんと保存すれば、2ヵ月ほど日持ちします。
その代わり、食べるときは加熱が必須です。
卵の賞味期限は生食で食べた場合の期限なんですよね。
卵の殻は、元々はヒナを守るだけあって、通常は外部からの菌を通さないんです。
卵の表面には、サルモネラ菌がいることがありますが、出荷される前に洗浄されるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
卵を落として、割れてはいないけどヒビが入ることがありますね。
ヒビが入った場合は殻の内側に菌が入り傷みやすいので、賞味期限内に加熱して食べて下さい。
食中毒菌は、中心温度が75℃以上で1分以上加熱すれば、すべての菌は死にます。
ノロウイルスの対処法で85℃以上で1分以上加熱とされていますが、それは表面温度のことで、中心温度が75℃以上で1分以上加熱で大丈夫です。
ただ、食中毒菌の中には、細胞分裂を起こす時に毒素を出す菌もいて、その毒素は、加熱処理しても効果がないので注意が必要です。
特に卵の半熟は美味しいのですが、お子さんには控えたほうがいいかもしれませんね。
卵の賞味期限切れで食べれるかの見分け方
卵が腐っているかどうかは、割ってみないと見分けることが出来ません。
平らなお皿の上に卵を割ってみて、黄身と白身が混ざってしまってドロドロしていたら腐っています。
臭いも普段と違うので、すぐにわかるはずです。
硫黄の強い臭いがしますから。
腐った卵は、サルモネラ菌が大繁殖している事が多いです。
サルモネラ菌は強力で、食べて亡くなる人もいるくらいの毒性があります。
火を通しても毒性があることに変わりはないので、絶対に食べてはいけません。
卵の賞味期限切れはゆで卵にすると長く持つ?
よく、卵の賞味期限が切れたらゆで卵にすると日持ちすると考えている人も多いですね。
ですが実はその逆で、生卵のほうがゆで卵より日持ちするので、茹でたら早めに食べないといけません。
ゆで卵は、固茹でしても3〜5日以内に食べきったほうがいいです。
なぜ生卵の方が長持ちするかというと、卵が生きているからです。
生卵は、殻にある7000〜17000もの気孔から酸素を取り入れ、炭酸ガスを排出しています。
この「ガス交換」が行われている内は、品質が徐々に落ちるものの日持ちします。
ゆで卵になると、この「ガス交換」が行われなくなり、卵白に含まれる抗菌作用もなくなるので、日持ちしなくなるのです。
ゆで卵を長期保存するなら、マヨネーズで和えたり、タルタルソースにしてしまえば良いでしょう。
そのままの状態では冷凍保存出来ないゆで卵ですが、ソースに和えてしまえば冷凍出来ます。
生卵は殻つきのままでは冷凍できませんが、割りほぐせば冷凍できます。
この場合、卵を数個割って、塩をほんの一つまみ加えてよくかき混ぜます。
あとは、密閉容器に入れて冷凍保存します。
因みに、卵黄のみは冷凍できませんが、卵白は冷凍できます。
解凍するときは、自然解凍してくださいね。
卵の賞味期限切れはいつまで食べられる? まとめ
いかがでしたか?
生卵は、呼吸しているということにビックリですよね!
だから日持ちするという点に納得です。
火を通したほうが日持ちするという概念は、卵にはちょっと当てはまらないかもしれませんね。
ゆで卵に調理したら、早めに食べるようにしましょう。