鉄製フライパンの良さって何?鉄分は摂れるの?テフロン製との違いは?

鉄のフライパンが良いとは聞くけど、実際その良さって何?って思う人は多いのではないでしょうか?
こびりついたり錆びたりするイメージで、一般家庭では使いづらそう・・・そんな良くないイメージですよね。
鉄製フライパンで調理すると鉄分が摂れるの?テフロン製との違いは何?そんな疑問を解説していきます。
これを読むと鉄製フライパンのイメージが変わって、明日から鉄製フライパンに替えたくなるかも!?

鉄製フライパンの良さ

まずは、鉄製のフライパンのメリットってなんでしょうか?
その魅力について迫ります。

鉄製フライパンで調理すると美味しく出来る

●鉄は熱伝導率が良く保温性が高いです。熱が逃げにくいので、食材をふっくらと焼き上げます。ホットケーキもフワッと美味しく出来るんですよ。

●鉄の特徴として、フライパンに油がしっとりと馴染んでいき、余分な「油分」「水分」が食材に戻らず、カリッと、パリッと、ジューシーに仕上がります。料理で言うと、餃子や生姜焼き、ステーキなどが当てはまります。

●素早く食材に熱を伝えることができるので、料理がベチャッとなりにくいです。

鉄製フライパンは丈夫で傷に強い

鉄製は丈夫なので変形しづらいです。更に、傷に強いので汚れや焦げ付きなどをタワシでゴシゴシ洗うことができます。金たわしも使ってOKです。
使うごとにその良さは現れていくので、道具を育てていく、という感覚です。
油がなじんだ鉄フライパンは手放せなくなり、一生ものになりますよ。

鉄製フライパンだと鉄分が摂れるの?

調理をしている間に、フライパンから鉄が溶け出していくのは本当です。
しかも、短時間炒めるよりは、長時間にわたってじっくり煮込んだ方が、溶け出す鉄の量はより増量します。
特に、トマトなどの酸を含んだ食品を煮込むと鉄が溶けやすくなるので、より効果的です。
ただ、貧血の人が効果を短期間で求めるのには無理があります。
あくまでも微量が溶け出すので、長期にわたって健康を考えた上でおすすめです。

例えば、目玉焼きを鉄のフライパンで調理すると、普通のフライパンで調理するよりも、約2mg多く鉄分が含まれます。
白いご飯を炊いた時は、0.3mgです。
食材にもよって違ってきますが、おおよそ0.3〜1mgほどは一回の調理で鉄が得られるようです。
因みに一日に必要とされる鉄分は大人で10mgと言われています。

鉄製フライパンとテフロン製との違いは?

テフロン製の鍋やフライパンは、アルミやステンレスのベースにフッ素樹脂(テフロン)を塗ってあります。
これは、油が少量でもこびり付かずに食品がくっつかないフライパンです。
中性洗剤で洗えるので、どんな人にも使いやすいフライパン。
逆に考えると、フライパンが油を吸収しないので、油がはじく為食品がベチャッとしやすいのがデメリット。

表面のフッ素加工は1〜3年程で剥がれてしまいます。
剥がれたまま同じフライパンを使っていると大変危険。
有害物質が出てきてしまいます。

また、熱に弱く、表面温度が240℃以上になると有害物質が溶け出す危険性もあります。
なので、空焚きは厳禁です。
できれば揚げ物もすぐに高温になってしまうので避けたほうが良いでしょう。

鉄製フライパンの良さまとめ

いかがでしたか?
鉄のフライパン、実は魅力たっぷりでしたよね。
確かに、お手入れが面倒くさそう、使いこなせなさそう、重たそう・・・などと悪いイメージが先行しがちですが、
それを払拭するだけの良さがあります。
デメリットで言うと、万人ウケのテフロン製のフライパンにもあることがわかりましたよね。
まずは、鉄製フライパンを一つ購入してみて、用途に応じて使い分けしてみてもいいいかもしれませんよ(^^)

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