水道水の塩素が超危険な理由と外国との差は?水が変われば体も変わる!

日本の水道水、以前は世界で一番安全と考えられ、蛇口から出る水をそのまま飲めると、日本人として誇りに思う人も多かった時代がありました。
しかし現在、特に都心部では塩素臭がきつくて水道水は飲めないと浄水器を付けたり、ミネラルウォーターを常飲する人がほとんどではないでしょうか。
水道水の塩素濃度が高く、アトピー性皮膚炎始め様々な健康被害が起こっています。
諸外国に比べ、どれほど危険性があるのか解説します。

水道水の塩素はこんなに危険だった!

水道水の塩素には、発ガン性のトリハロメタンの元になっていることと、塩素臭(カルキ臭)が発生する水道水をお風呂などのシャワーで吸引すると皮膚や粘膜に炎症を起こす、ということが挙げられます。

プールから上がると目が充血したり、傷口がヒリヒリしたりするということがよくあるのはこの為です。呼吸器の粘膜を刺激して咳や嘔吐に至る危険性もあります。

塩素には、わずか0.1ppmで菌を完璧に殺すことができる、強い殺菌力があります。
水と反応すると次亜塩素酸に、次いで塩酸と活性酸素に分解されます。この活性酸素は他の物質に対して強い酸化作用を示し、殺菌や漂白効果になるとともに、細胞を破壊して人体に悪影響を与えると言われています。

水道水の塩素基準値が日本はヤバイ!

実は日本では「塩素の使用量の上限」が定められていません。最低0,1ppm以上の濃度で保たなければならないと定められているだけで、これ以上塩素を入れてはいけないという上限が決まってはいないのです。

その為、実は年々塩素の投入量は増えていて、特に浄水場近くでは高濃度の塩素が検出され、離れれば離れるほど濃度が下がるという現状です。

世界と比べると、日本は諸外国の5~15倍の高濃度の塩素が含まれています。 つまり、塩素がもたらす人体への悪影響や危険性も外国に比べて高い、ということになります。

ヨーロッパ諸国でも浄水場で塩素消毒しますが、1度消毒したらその後は0ppmになっても問題になりません。

ヨーロッパ諸国では、地下水を水道水の原水にすることが多いです。ドイツではライン川の水を長時間かけて自然濾過させることで、塩素の使用量をおさえています。オランダではマース川から取水し、砂丘で濾過してからUVで滅菌しているので、塩素は使用していません。
塩素濃度は0.1ppm 以下と規定されていて、それほど塩素の危険性を国が理解しています。

それに比べて日本は世界でも一番を争う塩素大国です。このことが現代病であるアレルギーや喘息、動脈硬化性疾患を生み出しました。
また水道水には塩素だけでなく、放射能やアルミニウム・鉛・錆止め塗料なども入っています。なぜなら近年、水道管の劣化により溶け出し、水道水に混入しているのです。

上の写真は水道管の切断部の写真です。これが異常な状態ではなく、このような水道管が日本国内にはゴロゴロあるのです。

この中を通った水を飲みたいとは誰も思わないのではないでしょうか?

水道水から塩素を取り除くことでアトピーの改善に

日本に塩素で水道水を殺菌する方法は戦後すぐにアメリカから伝えられました。塩素を取り入れてから、日本では徹底的に殺菌最優先で行われてきました。このことで乳幼児の死亡率やコレラ、赤痢、腸チフスなどの伝染病は急激に減少しました。塩素を取り入れたことで衛生面が強化されたのです。

さらに高度経済成長期には、工業化の拡大に伴って水質が悪化したため塩素の投入がどんどん急増していきました。
これが、アトピー性皮膚炎の患者を急増させた時期と重なるのです。それまでは、アトピーを患う人はほとんどいませんでした。

塩素が皮膚の粘膜を傷つけ炎症を起こし、また傷口から入ることで細胞を壊します。なので、塩素のシャワーを毎日浴びているだけで、どんどんアトピーは悪化するのです。

こんなアンケート結果もあります。アトピーの子供の患者さんにどんな時に体が痒くなるか聞いたところ、布団に入る時14%、プールに入った後22%、入浴後34%という結果です。
やはりお風呂に入った後、痒みが出やすく悪化しやすいということです。
温水は冷水よりも塩素が遊離しやすく、鼻からの吸引もあります。その分、刺激を感じやすくなります。

水道水から塩素を取り除くだけで、かなりアトピーの改善が期待できます。それには浄水器が必要です。

水道水の塩素除去には浄水器が必須!!

浄水器というとハードルが高いと感じる人も多いかもしれません。
一昔前は高額でしたが、最近は手頃な金額で購入できる浄水器も増えています。
塩素を除去できればいいので、どんな浄水器でも大抵大丈夫です。
ただし、フィルターは定期的に交換することが必要です。
その製品や使用量にもよりますが、2~3か月に一度は交換しておく方が良いですね。
水栓タイプの浄水器の使用可能な水量の目安は1,200L と言われています。

1日に10L 使用の場合: 約4か月
1日に20L 使用の場合: 約2か月

因みに我が家では3か月に一度のペースでフィルター交換しています。
フィルターは3000円前後です。

浄水器はお風呂のシャワーヘッドも変えよう

浄水器を取り入れるなら、キッチンと洗面所、お風呂のシャワーに取り入れると良いですよ。特にお風呂が重要です。前述したように、塩素は25℃でガス化するので、シャワーを浴びるだけでガス化した塩素を狭い浴室で吸引することになるからです。言ってみれば、水道水を飲むよりお風呂の方が100倍も危険なんです!

お風呂の水を毎日浄水器で浄水するとなると結構なコストがかかります。浄水器のフィルターは毎月変えても間に合わないかもしれません。もし経済的に難しいという場合は、ビタミンCをお風呂のお湯に入れてみるのも方法の一つです。完全ではありませんが毒の中和作用が期待できます。

水道水の塩素除去でおすすめの浄水器

私が値段的にも機能的にもおすすめな浄水器を紹介しますね。
内科医で食や住環境の安全にも詳しい内海聡先生も推薦されていて使いだした浄水器です。

ガイアの水135

塩素と鉛除去を得意とした浄水器。しかも最大の機能としてフィルターを洗える特徴があるんです。

普通の浄水器ならフィルターに汚れがどんどんつくため頻繁に交換する必要があります。それがこの浄水器なら、本体のカートリッジ部分をクルッと180℃回すことで逆流洗浄ができるので、カートリッジ内に汚れを溜め込まないのです。その分、カートリッジの交換が少なくて済むということ♪

1日に20L 使用の場合: 約4か月ほど

値段も2万円ほどなのでまずまずではないかと思います(^^)/

水道水の塩素の危険性についてまとめ

普段当たり前に使う水だからこそ大事に考えたいですよね。
目に見えない害だからこそ見過ごしがちですが、確実に将来健康被害が出ることは間違いないと言えます。
お風呂のお湯を塩素除去した時にまず、お湯の柔らかさをすぐに感じることができますよ。
もし、浄水器をまだ使っていないとしたら早急に取り付けることをおすすめしたいです。

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