一年に何回お墓参りに行っていますか?
お彼岸はお墓参りをする機会の一つですよね。
年に二回ある春と秋のお彼岸。
お盆にもしお墓参りに行きそびれていたら、
是非秋のお彼岸にお墓参りに行ってみてください。
ご先祖様に普段の感謝を伝える絶好の機会ですよ。
それはお彼岸の意味にあるのです。
今回はお彼岸はいつなのか、
そもそもどんな意味があるのか、
お彼岸におはぎをお供えするのはなぜなのか、
ご紹介します!
秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間含む7日間を言います。
春のお彼岸は、春分の日を中日として同じく7日間です。
この時期は昼夜の長さがほぼ同じになるとされています。
彼岸の初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」と言います。
2020年
9月19日(土) 彼岸入り
9月22日(火) 秋分の日
9月25日(金) 彼岸明け
春分と秋分の時期に彼岸があるのはどうしてなのか?
それは阿弥陀経に
「これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界あり、名けて極楽と日う」
と言う言葉があり、
極楽浄土=彼岸が、西の方角という表現になります。
春分と秋分の時期は、太陽が真東から昇り、
真西に沈んでいます。
そこから、真西へ沈む夕日に極楽浄土にいる仏様を思い、
彼岸の日になったということです。
秋のお彼岸、そもそもどんな意味?
彼岸とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、
煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸として「此岸」、
あの世である向こう側の岸を「彼岸」と言います。
仏様のいる浄土が最もこの世に近づく日なので、
お彼岸にはお墓参りをします。
因みにお盆との違いは、お盆は仏様(故人)が自宅に帰ってくるので、
迎え火をして招くことをします。
秋のお彼岸におはぎをお供えするのはなぜ?
おはぎは、お米を柔らかく炊き、軽く潰して、
あんこで包んだ丸い形の和菓子です。
あんこの小豆が赤い色をしていて、
古来から邪気を払うと信じられていたことと、
昔は砂糖や小豆が高級品だったので、
お彼岸の特別な時にご先祖様にお供えして、
これからも家族を見守っていて欲しいとお願いした事がお供えした始まりとされています。
因みに、おはぎと一緒にぼたもちもあるのをご存知ですか?
この二つは呼び方が違うだけで、同じものです。
春の彼岸時期に咲く牡丹に見立てて作ったので、春はぼたもち。
秋の彼岸時期に咲く萩の花に見立てて作ったので、秋はおはぎ。
お彼岸時期に手作りしてお供えしたら、
ご先祖様に喜ばれそうです。
初彼岸のマナーも知っておこう!
秋のお彼岸はいつ?意味は?お供えのおはぎはなぜ?のまとめ
お供えは一般的に、おはぎとされていますが、
故人が生前に好物だったものをお供えしてもいいと思います。
私は、亡くなった叔父が無類のビール好きだったので、
毎回墓前に缶ビールをお供えしています。
あとは、お墓を管理されている御宅の方にお花やお線香などの方が良いのか
聞いてみてもいいかもしれませんね。
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