暑中見舞いの書き方マナーは?出す時期と目上の方への文例紹介!

以前のことですが、長年お世話になっている書道の先生にここ数年お会い出来ずにいました。
御挨拶をしたいと思い、時期が夏場だったので暑中見舞いを送りたいと思いました。
でも、目上の方に改まって手紙を書く事が中々無いため、何と書いていいのかわかりません(~_~;)

失礼がないようにしたいと思いましたし、マナーや送る時期などがあるのか不安になりました。

そんな経験ありませんか?

そんな私の経験から、暑中見舞いを書く時のマナーや送る時期、最初の書き出しなどの文例をまとめてみました。
良かったら参考にしてみてくださいね。

暑中見舞いを書く上で、マナーはあるのでしょうか?

暑中見舞いについて

暑中見舞いというのは「厳しい暑さの中で体調を崩したりしていないか?」と相手の安否を気遣う書状です。
つまり「暑い日が続く時期に送る」ことになります。
ここで言う「暑い時期」というのは暦の上で「暑中」とされる期間が一般的です。

暑中」は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」と「大暑(たいしょ)」にあたる期間です。
暑中に出すお見舞いの書状なので「暑中見舞い」となります。
梅雨が明けた後、夏の土用(立秋前の18または19日間)の期間に送る習慣があります。

残暑見舞いについて

二十四節気の「大暑」の次の節気は「立秋(りっしゅう)」です。
立秋からは暦の上で秋になり、秋になっても残っている暑さなので「残暑」となります。

例え猛暑が続いていても、立秋以降は暑さの度合いにかかわりなく「残暑見舞い」とします。

手紙の最後に付ける季節の表現ですが、暦が秋になる残暑見舞いには「盛夏」は使いません。
晩夏」「立秋」「葉月」などを使いましょう。

暑中見舞いの書き方で、この「暑中」か「残暑」になるかを気を付けるくらいで、あとはほとんど決まり事はありません。
ただ、その年によって暑さの度合いが違うので、その年の気候に合った表現をすることが大切になります。

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暑中見舞いの書き方で送る時期は?

暑中見舞いを送る時期、詳しくはいつなのでしょうか?

タイミングとしてはいくつかの考え方があり、

1.夏の土用(立秋前 7月18日頃~大暑の終日 8月6日頃)

2.小暑(7月7日頃)~大暑の終日(8月6日頃)

3.梅雨明け~大暑の終日(8月6日頃)

とされています。

ただ「7月7日過ぎたから暑中見舞いが出せる」ということではないのです。
例えば、「梅雨明けが遅れ7月中旬になっても梅雨寒と言われる気候が続く」という環境もあります。
暦の上では小暑だから出してもいいと、数字で考えるような性質のものではありません。
逆に「小暑にはまだ日があるが梅雨は明け、毎日厳しい暑さが続いている」というなら7月早々に出すことも不自然ではありません。

ちょっと難しいですが、梅雨明けをしてカラッと晴れた日が続くようになったらと考えるべきかもしれませんね。

暑中見舞いの書き方で目上の方への文例

ここで私が書いた書道の先生(30歳以上目上の方)に宛てた暑中見舞いの文例をご紹介します!

暑中お見舞い申し上げます

厳しい暑さの毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。
先生はお元気でいらっしゃいますか?
今年も例年以上の猛暑との事、先が思いやられますね。

いろいろとお世話になりながらも、ご無沙汰しておりまして申し訳ございません。
おかげさまで私ども家族一同、相変わらず元気に暮らしておりますのでご安心ください。

この暑さはまだしばらく続きそうですが、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

○○○○年  盛夏

逆に冷夏の場合は、

今年は冷夏と言われて今ひとつカラッとしないお天気が続いていますが、体調崩されたりしていませんか?

最初の表現は、暑さの度合いによって変えて書くと良いでしょう。
時々、梅雨明けしてもあまり暑くないひんやりした夏もありますからね(~_~;)

因みに、暑中見舞いは葉書で書くのが一般的とされていますが、封書で書くのももちろんOKです。
むしろ、封書で書くほうが丁寧ですね。

悩んでしまう場合は、まとめてプロにお任せするのも方法の一つですよね。

頼んだ当日に発送可能なので、便利ですよ。

暑中見舞いの書き方まとめ

暑中見舞いは様々な用途に使えます。
お中元を頂いたお礼状としてだったり、引越しの挨拶や結婚の報告と兼ねても送ることが出来ます。
年賀状で、御挨拶・報告しきれなかったことを暑中見舞いで書いて送ると喜ばれそうですよね!

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