100%植物由来のカラー剤、ヘナを知っていますか?あまり扱っている美容室は少ないですよね。
カラーリングや白髪染めをするとしみたりして辛いという人やアレルギー体質の人にも安心して使える材質なんです。
でも、ヘナならどれも安全とは限らないって知ってましたか?
どのヘナなら安全なのか、メリット・デメリット合わせて紹介します。
ヘナの白髪染めはアレルギー体質の人に向いている
ヘナは、敏感肌やアレルギー体質の人でも安心して白髪染めできると数年前から人気となり話題にもなりました。
ヘナってそもそも何なのか、説明していきます。
古くからインドで愛用されていたヘナ
ヘナは、インドやネパールなどに自生するミソハギ科の植物で、大きいものだと6mもの高さがあります。
葉を煎じて軟膏にしたりと昔からその地方では万能薬として親しまれていたようです。
主に、
・皮膚病の予防と緩和
・打撲のケア
・殺菌、防腐剤
があるとされ、使われていたようです。
古代では、皮膚へのペインティングや髪を染める基剤としてすでに使われてもいたそうです。
さらにさらに、驚くべきことにヘナにはデトックス効果まであるのです。
髪を染める時に頭皮からヘナが浸透し、全身を巡って肝臓に行きつきます。
肝臓は、体の毒素を解毒する器官ですが、その肝臓をサポートしてくれるんですね。
私たちの体は、普段から毒素にまみれていると言っていいでしょう。
現代では化学物質や添加物にあふれていますから。
肝臓で解毒しきれなくなった毒素がアレルギーとして体に現れているのです。
だからこそ、ヘナはアレルギー体質の人には特におすすめなんですね。
安心して白髪染めできるだけでなく、体の中のデトックスにまでなるなんて、一石二鳥も三鳥もあるのではないでしょうか。
白髪染めヘナの特徴
ヘナにはローソニアという色素成分が含まれていて、髪や皮膚のたんぱく質に付着する性質があります。
これを利用したのが天然植物由来の白髪染めヘナです。
・色は赤茶やオレンジ系に染まる
・紫外線ダメージを修復してくれる
・髪の毛にコシ、ハリ、ツヤを与える
・染まるまで1.5~3時間かかる
天然のトリートメント成分になってくれます。
ただし、天然の白髪染めですから染まるまで時間はかかります。
ヘナの白髪染めならどれも安全なの?
ヘナを使って白髪染めをしても、「しみる」「かぶれる」なんてことになっている人もいるようですよ。
ヘナはネットで自分でも購入できますしね。
例え美容室で染める場合でも、肌が弱いことを伝え、100%植物由来なのか、確認する必要があります。
ジアミン入りのヘナは危険
どんなヘナなら安全なのかという点を説明していきます。
100%天然植物由来と謳いながら、化学染料を入れて染まりを良くさせている製品もあるんです。
その化学染料は「ジアミン」と言って、アレルギーを発症する頻度が高いです。特に「パラフェニレンジアミン」がその危険性があります。
せっかくヘナで白髪染めをしても、かぶれてしまったり、その後体調が悪くなってしまったりした人は、100%植物由来のヘナではなかった可能性が高いです。
なぜ、せっかく体に優しいヘナなはずなのに、化学物質を入れたものが出回っているのかと言うと、美容師さんにとってはヘナが扱いにくいカラー剤だからです。
ヘナの白髪染めのデメリットは?
ここからは、ヘナのデメリットについて説明します。
美容室でまだあまり取り扱いが少ないヘナ、それには理由があります。
・ヘナは染めにくく、通常のカラー剤に比べて施術時間を取る
・色が限られている(赤系の色がメイン)
・白髪以外は染まらない(白髪が少ない人にはあまり色が出ない)
・ヘナで白髪染めした後は、パーマがかかりにくい
美容師さんにとっても、私たち顧客にとってもデメリットになることもありますね。
なので、上記で書いたようにヘナに化学物質を入れて染まりを良くしたものが出回ったり、そもそもヘナを扱う美容室が少なかったりします。
さらに、毛が少なくネコ毛気質の人にはおすすめのヘナですが、もともとも毛量があって、毛が堅くハリがある人にヘナをすると、さらにボリュームが出てしまい、スタイリングしにくいヘアになってしまうというデメリットもあります。
ヘナのメリット・デメリットを踏まえた上で選ぶのが良いですね。
ヘナ白髪染めの安全性についてまとめ
私は、アレルギー体質なのでヘナ希望なのですが、毛量が多く髪質も堅めなのでまだ躊躇しています。
ですが、40~50代になると髪質もどんどん変わってきます。
やはり毛量が減って、コシがなくなってくるので、髪の若返りを図るためにもヘナは良いアイテムだと思います。
気を付けたいのは、偽物のヘナも出回っているので、よく確認してから購入するといいですね。
初めての人はまず、ヘナに熟知した美容室で白髪染めをしてもらうのが安心かなと思います。